新入試制度に変わり、来年度入試で3回目となりますが、志望校選考において、よくわからないまま結局従来の評判や偏差値で決定されている方が多いように思われます。
しかし、新入試制度においては、内申点と入試得点の比率によって逆転が起こることもあります。
従来の偏差値で志望校を選び、安全策で1ランク落としたつもりが、合格ラインが上がってしまうなんてこともあります。
例1)生徒Ⅰ 内申点(9科):中2=32,中3=32 合計:96/135
偏差値 | 学校名 | 内申 | 入試 | 面接 | 入試得点 |
56 | A高校 | 2 | 6 | 2 | 376 |
49 | B高校 | 5 | 3 | 2 | 328 |
例2)生徒Ⅱ 内申点(9科):中2=27,中3=27 合計:81/135
偏差値 | 学校名 | 内申 | 入試 | 面接 | 入試得点 |
56 | A高校 | 2 | 6 | 2 | 395 |
49 | B高校 | 5 | 3 | 2 | 420 |
※ 内申、入試、面接は、入試における比率を表しています。
上記例でわかるように比率が変わると、内申の高い生徒Ⅰの場合は、B高校に下げると入試得点が低くても合格できますが、生徒Ⅱの場合は、B高校に下げると合格できる入試得点が上がってしまいます。むしろ下げないほうが、入試には有利ということがわかります。
A高校のように内申点の比率が低く、入試の比率が高い高校は、高得点を取らないと合格できないようなイメージがありますが、実際には、内申点の影響を受けにくくなり、合格得点があまりぶれないということがわかります。
(A高校、B高校とも県立高校です。)
高校によっては、一部の科目の内申や入試の割合を変えている学校もありますので、もっと複雑になっています。
個別指導Y塾では、そういった不具合を解消すべく『公立高校入試得点予想システム』を使い、各高校の合格得点を割り出し、現状の内申点で合格するためには入試で何点取らなければならないか、あるいは現状の得点力で合格できる高校はどこかを判断し、受験指導を行い確実な合格へ導いていきます。
◎ 上記、例1,2も『公立高校入試得点予想システム』を使用しています。