上記事例を比較すると内申点と入試得点の比率によって得点の変動が、高校ごとに違いがあることがお分かり頂けると思います。


鶴見高校と瀬谷高校の関係を見ると例1)では鶴見(偏差値57~58)379点、瀬谷(偏差値55~56)401点で瀬谷のほうが22点も高得点を取らないと合格しません。
ところが例2)その差2点に、例3)では、逆転が起こり、鶴見高校の方が31点も高得点を取らないと合格できません。
これは、受験の際の「内申点:入試得点:面接点」の比の違いでこういったことが起こります。


鶴見高校は、上記の順で2:6:2と入試の比率が高く、瀬谷高校は、4:4:2と内申点の比が高いので内申点の高い例3)のような生徒が有利となります。
逆に言えば、例1)のような内申がよくない生徒は、鶴見高校と瀬谷高校を検討する場合、偏差値の高い鶴見高校を志望したほうが有利となります。


別の角度から見れば、例1)の場合、鶴見高校(偏差値57~58)と金井高校(偏差値53)の差は、24点(1科目平均5点程度)ですので、入試で頑張ってその差を縮めるのも考慮に入れて検討してもいいかもしれません。



◎ 中2の最終の成績表と中3の仮の通知表をお持ち下さい。予想得点を判定します。